活動報告(行事報告)



 第11回目となる今回の「サマーコンサート」は、新型コロナ禍で中止していましたが、3年目に再開できた公演でした。コロナ感染者が増えて開催も危ぶまれる中、また当日は雨も降る中211名の来場者がありほぼ満席となりました。演奏に先立つ山﨑晴恵宝塚市長の挨拶の中で、このコンサート発足の経緯について要領よく披露があり、続いてTIFA大世古新理事長の挨拶があり、期待の演奏が始まりました。今回の演奏者9名の楽器編成は管楽器がオーボエ、ファゴット(別名バスーン)各1名。弦楽器がヴァイオリン2名、ヴィオラ2名、チェロ1名、コントラバス1名とティンパニ&パーカッション1名という構成の中から、普段は中々耳にする機会が無い作曲家の作品をソロ、デュエット、トリオ、カルテット編成で、それぞれの演奏スタイルで工夫された選曲のため、会場の聴衆には大変新鮮な演奏会となりました。
 曲目の紹介は演奏者が代わる代わるされ、聴く人達にアットホームな雰囲気を醸し出す効果もあったかと思います。前半と後半の区切りで恒例になっている演奏者の自己紹介は、今回は時間の関係で簡略にお願いしてあったので名前、出身地又は国名と宝塚の簡単な印象程度にとどまりましたが、その前の演奏で曲目紹介をした演奏者が“お久しぶりです”などとウイットに富んだ挨拶もあり、その都度に会場から笑いがこぼれていました。
 演奏曲目では4曲目(カルテット)の「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(モーツアルト作曲)が何と言っても馴染みのある曲で、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。1曲目(トリオ)はバロック後期を彷彿させる和音と旋律で穏やかで大変美しい楽曲でした。2曲目(ソロ)の小太鼓演奏はさざ波の音から疾風怒濤の音まで細かに演奏され、3曲目(デュエット)はウクライナの作曲家による眞に今現在を感じる曲で、今回のサマーコンサートは無事に終了しました。


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