外国人と日本文化を楽しむ会「平林寺の花まつり」
まさに春爛漫、桜満開の4月1日、「外国人と日本文化を楽しむ会」の一事業として1400年の歴史を持つ平林寺で行われた「花まつり」を見学しました。昨年に続く取り組みで今年は外国人15名を含む42名が参加。参加者一行は見学に先立ち隣接する宝寿院で行事の説明を受けたあとお寺から振舞われたぜんざいに舌鼓をうちながら和やかに交流。平林寺境内では修験者の執り行う迫力ある護摩炊きを間近で見学。外国人の参加者からは驚嘆の声が。行事のあとには修験者の方々と交流、独特の装束について質問したりほら貝の吹き方を教わる人も。帰り道にはお隣の宝塚神社境内からの眺望を楽しみました。
花と緑のフェスティバル アジアンバザー
4月21日(土)、22日(日)の二日間、宝塚市主催の「花と緑のフェスティバル」に国際交流協会と共に活動しているNGOの4団体が「アジアンバザー」として参加しました。
晴天にも恵まれ、現地で調達した様々な品物を販売したり、NGO団体の活動や現地の様子についてもパネル等で紹介しました。 大勢の市民に来ていただきました。
(参加NGO団体: フィリピンAKAYプロジェクトをともに創る会、学生国際協力団体「CUE」、スリランカ友の会関西、宝塚ベトナム友好協会)
外国人支援のためのフリーマーケット
5月19日(土)、昨年度お休みした「外国人支援のためのフリーマーケット」を、「たからづか☆みなみぐちまつり」に出店いたしました。小学生以下対象の、クイズ『世界の言葉でこんにちは』はお子様方に喜んで頂き、また皆様のご協力にて予想より多くの品物を提供頂き、並べるのに慌しいけれど嬉しい状態でした。11時開店と同時に多くの方に興味をもってお買い上げいただきました。肌寒い小雨模様の朝からお昼間の日差しを浴びそして強風にも会いながらも、売り上げが今までの最高額72561円となりました。この売上金の一部は外国人支援につながる事業(宮城県名取市国際交流協会“ともだちin 名取”支援)に活用させて頂きます。
神戸北野で身近な異文化を学ぶ
異文化を学ぶ新規事業である「 神戸北野の異文化巡り 」が 5月24日に開催されました。
開港 150年を迎える神戸北野の居留地には、明治の開港より世界各国から数多くの外国人が居住しておりお互いの異なる多種多様な文化を共有しながら生活をしてきました。
そして北野の観光地に隣接する場所には、それらの人達の心の拠りどころである教会、寺院、モスク等が点在しています。しかし、それらは殆ど目に触れることなく入るには「 少し敷居が高そうで入り難い 」感じがしていました。
参加者31名はスタッフに引率され、神戸ムスリムモスク、カトリック中央教会、神戸ハリスト正教会、神戸バプテスト教会、ジャイナ教寺院、関西ユダヤ教会を巡りました。
エキゾチックな街並みの神戸でも一際目を惹くミナレットの尖塔を持つモスク、そしてジャイナ教寺院と共に靴を脱いで白く輝く大理石造りの内部を見せていただきました。
ハリスト正教会の聖堂ではロシア正教、ギリシャ正教でも見られる聖像画のイコンが飾られバプテスト教会では英国国教とキリスト教徒の違いの説明と共に聖堂裏の階段を登って
洗礼沐浴の槽を歩かせていただく大変貴重な体験をすることが出来ました。
また、一切内部の見学が不可とされていたユダヤ教会は事前に折衝をしてきたことから簡素な内部の見学が許されるなど参加者から素晴らしい企画であると喜んでいただきました。
6月3日、トルコのイスタンブール出身の女子大学生、ブセ・オスゲ・カルタルさんを講師に迎え「トルコとその文化」と題して講演をしていただきました。パソコン操作による映像を映し出しながら地理、歴史、政治、経済、文化、観光地、食べ物の順序で進められました。現在関西大学に留学中で「日本語」を学んでおり、トルコの大学では「英語教育」を専攻しているだけに流暢な英語で、多岐にわたる自国の紹介に参加者全員が熱心に聞き入っていました。両国の言語の類似点に特に関心があるといった内容も興味深いものでした。
2部のティータイムでは、こちらの用意した茶菓に加え直前に来日したお姉様が持参したトルコのお菓子もふるまわれ、楽しいお茶のひと時となり、トルコのことを研究しているという大学院生の参加者はとても有意義であったと話していました。定刻通り英語講演会事業は好評のうちに無事終了しました。
花みずき会 バーべキューパーティー
6月14日(木) 外国人グループ「花みずき会」のバーベキューパーティーが
生活相談委員会の協力のもと、今年も市立スポーツセンターで開催されました。
梅雨の合間のバーベキュー日和となり、参加者25名うち外国人19名(中国、タイ、韓国、ベトナム、モンゴル、イラン、子供3人)が、舌鼓を打ちながら、楽しくにぎやかに談笑し親睦を深めました。今後の「花みずき会」の会長も決まり、参加者の皆さん笑顔で集合写真に納まりました。
TIFA民間大使への委嘱状授与式
TIFAでは国際理解教育支援活動として、 近隣に住む在住外国人に「民間大使」として登録してもらい、地域の学校等に出向いて自国の文化等を紹介(出前講座)してもらう民間大使派遣事業を行っています。
6月23日、民間大使8名を招いて2018年度委嘱状の交付及び懇談会を開催しました。 加藤理事長より昨年度の民間大使事業への協力に対し謝意を述べ、出席した民間大使に委嘱状が授与され、今年度も引き続きこの事業への協力を依頼しました。 懇談会では民間大使それぞれから派遣先の授業や来日後の状況など種々な話題が交換され、和やかな時間を過ごしました。
*この事業に興味のある団体は、是非当協会までお問い合せ下さい。
TIFA第9回サマーコンサート
8月6日13時30分からソリオホールにおいてTIFAサマーコンサートが開催された。元々は外国人演奏者にTIFAで日本語を教えており、そのお礼として始まったチャリティ音楽会であったが、その後その素晴らしい演奏と出演者の温かい人間性に触れることの出来るサマーコンサートとして、宝塚市民の皆さんの楽しみとなり定着してきている。
今回も外国人4名を含む15名の演奏者の参加により、室内楽を中心にアンコールを含めて全8曲を熱演して頂いた。TIFA創立30周年記念でもある今回は、クラシック曲だけではなく、メンバーによる編曲の歌謡曲メドレーなども有り、趣向を凝らした楽しく素晴らしいコンサートになった。
天候にも恵まれ客席はほぼ満席で、メンバーの素晴らしい演奏はもちろん、例年評判のユーモアあふれる自己紹介や、メンバーによる曲目の紹介などが会場を盛り上げ創立記念にふさわしいコンサートになった。
またコンサート終了後は、ホールエントランスでメンバーと参加者の懇親会が有り、お茶を手に楽しく盛り上がった。また会場のソリオホールの舞台関係者、事務所の方々の様々な援助、協力も得られ、おおむねスムーズに演奏会を運営、進行することができた。
出演したメンバーや参加者から「楽しかった。来年も是非」という声をあげてもらっており、来年度以降もこの事業を継続していけるよう努力したい。
7月31日(火)ふれあい歓迎会
市立国際・文化センター、ギャラリーでケンブリッジ大学生のダニエル・フェルナンデスさんとアダ・マーゼクさんの歓迎会を行いました。
ダニエルさんからはLondon-my home city、アダさんからはEveryday life of a Cambrige studentと題してそれぞれイギリスでの生活を紹介していただきました。
続いて、宝塚市交響楽団から今回の演奏のために集まられた有志の方々で構成されたTCSO弦楽四重奏団の演奏でエルガーの愛の挨拶などイギリスに馴染みの深い楽曲で雰囲気を盛り上げていただきました。 その後、お茶とお菓子を食べながら2人を囲んでの交流会となりました。
8月2日(木)ケンブリッジ大学生と楽しむ料理の会
ピピアめふキッチンスタジオで、ケンブリッジ大学生2人を講師に迎え、イギリス料理(冷静ピー&ミントスープ・生ソーセージ・マッシュポテト、グリーンピース添え、デザートのブレッド&バタープディング)の3品を教えて貰いました。参加者は小・中学生を含む24名でした。和気あいあい、暑い夏のオーブン料理で皆さん汗をかきながらもボリュームたっぷりの料理に舌鼓を打ち、イギリス料理を堪能しました。講師二人が各テーブルを回り、話も盛り上がり、とても楽しい料理教室でした。
8月3日(金)長尾中学校生徒との交流会
長尾中学校の生徒がパワーポイントを使って学校の紹介を英語でしました。
その後、一緒に折り紙を折ったり、タコ焼きを作って楽しみました。
8月4日(土)Kids英語
小学3年生から6年生を対象として「英語で遊ぼう」という交流事業を午前と午後の2回行い、合計24人の小学生が参加しました。今年は兵庫県立宝塚西高校の2年生7人がボランティアとして参加。DanielとAdaの英語を子どもたちにわかりやすく説明してくれました。行ったゲーム:Musical Chair, Splats, Hands Game, Detective など。
Oxbridge Summer Campsとは
イギリスのオックスフォード大学とケンブリッジ大学の学生組織
Oxbridge Summer Camps Abroad (OSCA)が(公財)兵庫県国際交流協会
と行っている交流事業でOSCAの学生が来日し県内で英会話を教えたり、
様々な国際交流活動を行うものです。今年はイギリスから11名の学生が来日
して県内の受け入れ団体でそれぞれの活動を行いました。
(特)宝塚市国際交流協会は兵庫県内の国際交流団体が所属する「ひょうご国際交流連絡協議会」の中で最初に学生受け入れ団体として活動し、今年はケンブリッジ大学生2名を受け入れました。
第1回 国際理解講演会「わたしの故郷 シャーロット市」
8月19日(日)に兵庫県産業労働部国際局国際交流課(CIR)のジェームズ・ボリンジャー氏を講師に迎え、講演会が開催され、35名の参加者がありました。
講師は米国ノースカロライナ州出身の20歳台半ばの好青年。子供の頃観た日本アニメに魅せられてすっかり日本ファンに。大学は名古屋に留学され、卒業後一時帰国しましたが、4年前社会人として再来日。現在は神戸市に定住し、兵庫県庁に勤務され、国際交流活動要員として翻訳・学童達の補導・育成に専心されています。
講演では魅力一杯の自分の故郷の紹介を皮切りに我々日本人が知っているようで案外知らないこと、見逃していること、気がつかないままに外国人を不愉快にしている態度や動作などについて、中高老年層多数の聴衆に対し、小学生を論すように身振り・手振り交りで話して頂きました。会場は拍手と喝采に包まれ、講演と言うより実に楽しいお話し会でした。その後の懇親会でも満座の参加者から質問や発言が相次いで止まらず、定時を遥かにオーバーして漸く解散に漕ぎつけました。
国際理解教育支援活動(民間大使派遣)
IUSS (International Understanding Study Support System)
国際理解教育支援活動は、 近隣に住む在住外国人に「民間大使」として、地域の学校や団体に出向いて自国の紹介をしてもらう事業です。 H30年度前半の活動状況を報告します。
**長尾すぎの子クラブ(学童保育のNPO 法人)**
H30年4月14日(土) ルーマニア出身の大佐古シモナさんが、ルーマニアの子ども達の生活について話しました。
6月9日(土) ベトナム出身のグエン ヒューコンさんがベトナムの子どもたちの学校での生活や遊びについて話しました。
8月25日(土)パキスタン出身のアンワール イクバルさんが、パキスタンの国土、人口、食べ物について話しました。
**光ガ丘老人クラブ 美咲会**
7月24日(火)夏休み児童学習会を行い、中国(ボルタラモンゴル自治州)出身のノガラさんが出身地の言葉、衣装、遊び等について紹介しました。
メルビル アップルクロス高校 来宝団対象 日本料理教室
TIFAでは毎年、宝塚市中学生国際交流推進事業に協力してオーストラリアのメルビル市にあるアップルクロス高校からの訪問団を対象に日本料理教室を開催し日本文化を体験してもらっています。
30回目をむかえた今年はアップルクロス高校から14名の中学生(14才~16才)と引率者2名が来訪しました。来日2日目の9月21日、ピピアめふのキッチンスタジオでサラダ巻き、サーモンの手毬寿司、かきたま汁と寒天ゼリーをメインとする日本料理教室を行いました。
お揃いの赤いポロシャツで到着した彼らはエプロンを着けて4グループに分かれて、スタンバイしました。初めてみる食材もある中、料理の手順やスタッフのデモンストレーションにもきっちりと耳を傾けて2時間の料理を終えました。
食後、集合写真を撮り、生徒達から御礼の日本のアニメソング(ワンピース)の歌と言葉の披露がありました。
ウィーンピアノ五重奏団ボランティアコンサート
このコンサートは宝塚市がオーストリアのウィーン市第九区(Alsergrund)と1994年に姉妹都市提携を結んでから、来年で25周年を迎えること、また、宝塚市国際交流協会が今年で創立30周年を迎えることを記念し、宝塚市と宝塚市国際交流協会の共催で芸術の秋、音楽の秋にふさわしい本格的なクラシック音楽を市民の皆さまに鑑賞していただく機会を提供しようとの思いからベガ・ホールで開催しました。
ウィーン・ピアノ五重奏団は、ウィーンの音楽家であるフリーダー家の「父と子」によるピアノ三重奏団に、ダニエル・ゲーデ氏、ギュンダー・ザイフェルト氏が参加し編成され、ヴァイオリンのダニエル・ゲーデ氏は前ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団及びウィーン国立歌劇場管弦楽団でコンサートマスターを務められ、わが国で多くの音楽祭での演奏や多彩なコンサート活動の傍ら、2011年以降、東日本大震災被災地応援のため毎年被災地を訪問し、70回を超えるボランティア演奏会を実施されておられます。
因みに、ゲーデ氏は昨年もこのベガ・ホールにおいて市主催での管弦四重奏団によるボランティアコンサートを開催されました。
澄み切った弦楽器の心地よい調べと巧みなピアノの演奏が相俟って来場者は満ち足りた時間を共有されたようです。
その際、主催者として災害活動支援のボランティアコンサートの募金活動も実施し、総額215,251円集まり、今後の活動資金として頂くため全額を寄贈いたしました。
宝塚市国際交流協会創立30周年記念式展および記念講演会
10月17日(水)宝塚ホテル「すみれの間」で、宝塚市国際交流協会創立
30年記念式展および記念講演会が開催されました。当日は久しぶりの秋晴れで、華やかな雰囲気の中で、多数の方々が参加されました。式展には、宝塚市長、市議会議長、教育長、県国際交流協会副理事長、市議会国際交流議員連盟の方々、および、近隣の国際交流協会の代表者、当協会団体、法人会員の皆様などが出席されました。市長を含め4名の方々にご挨拶いただきましたがいずれも永年にわたる当協会の活動に対して高い評価と今後の様々な事業について期待を込めて激励いただき改めて、当協会の責任と市民の皆様の期待の大きさを感じた次第です。
式典では永年(30年)会員に感謝状が授与されました。最後に宝塚商工会議所会頭の音頭で乾杯を和やかなムードで行いました。
続いて記念講演会を開催しました。講師は、シリア・トンプソン氏(駐大阪・神戸米国総領事館領事部部長)、演題は「日米パートナーシップの強み:関西からの視点」
経済中心の内容でしたが好評で英語での講演を今後も望む多くの方々がおられました。講演後、トンプソン氏との交流には多くの方が順番を待つなど有意義な時間を持ちすべての行事を終了しました。
本場韓国のキムチ作り講習会
「 あっ、包丁で切ったら駄目 ・ ・ ・ ・ 」 大きな白菜を下漬けにするため手伝いに駆け付けた委員会のスタッフが、白菜の根元から四つ切りにすべく包丁を入れようとしたら講師先生方から「 キムチ漬けのお白菜は堅い根元に包丁で切り目を入れたら、あとは手で裂くのです 」「 手で裂くことで美味しいキムチが出来るのです 」と早速のご指導、四つ割りされた白菜に食塩を擦り込み重しをして下漬けが終わりました。
異文化の情報発信の一端として開催された「 本場韓国のキムチ作り講習会 」は団体会員である「 大韓民国婦人会宝塚支部 」の朴会長のご指導を得て開催されました。市広報誌の発表後は参加申込が続いて、定員一杯になった時点でキャンセル待ちを受付けたほどの大好評でした。
2 日前に塩漬けした白菜、キムチの素など材料は調理台にならべられ準備万端が整い、先ず朴会長から調味液となる「 キムチの素 」の作り方等の説明があり、熱心な質問が続きました。
白菜一枚ごとに丁寧に調味液を擦りこみ、白菜を丸く包み込むようにして仕上がりました。パーテールームに移り韓国の伝統菓子とお茶をいただきながら歓談が続きましたが今回の企画は大盛況で参加者から次回は是非とも「 ビビンバ 」をやって欲しいと要請が出てました。
昨年の11月11日、「外国人と日本文化を楽しむ会」の一事業として「尺八と琴を楽しもう」と題したイベントが開催されました。これは新都山流師範・藤原生山先生と地域で活動されている「竹宝会」の皆さんの協力で開催されたもので、外国人11か国17名を含む40名が参加しました。前半は尺八と琴の独奏や合奏を楽しみ、後半は「干菓子」と煎茶を味わいながら演奏者と参加者が和やかに交流しました。
交流会では演奏者の皆さんが実際の楽器を前に楽器の歴史や音の出る仕組みをわかりやすく説明、音の出し方を教わり挑戦してみる参加者も。外国人はもとより日本人にとっても日頃接することは少ないと思われる和楽器に親しむ貴重な機会になりました。
外国人対象オリエンテーション
11月15日(木)、今年の「外国人対象オリエンテーション」では「宝塚市西消防署」への見学を実施いたしました。
中国、韓国、タイ、キリバス、ブラジル、フランス、インド、イギリスからの外国人11名と日本人、スタッフ、TIFAの理事の他、宝塚市国際交流議員連盟の参加もあって、総勢35名となりました。
いわゆる「119番」救急電話のかけ方をビデオを使って学び、AEDの使い方を体験、更にPCやスマホに多言語で配信されている「ひょうご防災eネット」が紹介されて、登録方法を具体的に知ることができました。
災害や母国語での情報収集について参加者の関心が高く、意見や質問も多く寄せられて、有意義な充実したひとときとなりました。
宝塚市立中学校国際理解教育担当者研修会
11月20日(火)、宝塚市立中学校の国際理解教育担当者の先生方11名と当協会理事5名と事務局1名が参加して、3名の外国人に来ていただき、それぞれのお国の文化・風習を紹介すると共に「違う良さ」を尊重していこうとの主旨で研修会を開催いたしました。
研修会は大世古副理事長の挨拶の後、国際理解教育研究部会副部長の竹部教頭からもご挨拶をいただき、先生方とTIFAとがお互い協力し、相互に連携し取組んでいくことの大切さと子供たちの成長について相互に協力していくことを確認いたしました。
先生方にはTIFAの活動をよりご理解いただくため、市立国際・文化センターの施設案内の後、奥田副理事長からは宝塚市国際交流協会の活動内容を紹介いたしました。
その後、3人の外国人、金采映さん(韓国)、ノガラさん(中国)、ツニタ・バラルさん(ネパール)が3つのグループに分かれ、それぞれ思い思いの疑問や考え方等、活発な意見交換を行うことができました。
最後にグループの代表が今回話し合った内容について発表し、実りある研修となりました。
また、先生方の中にも市立国際・文化センターをご存じない方もいらっしゃり国際・文化センターを紹介する良い機会となりました。
2018年11月25日、シリアのタルトゥス出身のF.A.エステファン氏を講師に迎え、「シリアとその文明」と題して英語で講演をしていただいた。同氏は母国で大学卒業後、首都ダマスカスの保険会社に、紛争勃発後はレバノンのベイルートで銀行に勤務した経験があり、現在はJICAの留学生として2017年から関西学院大学大学院・修士課程で経済学を専攻している。
第一部は映像による美しい古代パルメラ遺跡から始まり、流暢な英語で様々な項目の説明があり、とても興味深い内容であった。最後の部分では紛争のことについても市民目線で語っていただいた。
第二部では、Q&A TimeとTea time を一つにして講師と参加者全員の顔が見えるように机と椅子を配置した。それにより、参加者が質問しやすい雰囲気になり、当日参加の講師の友人(セネガル人)も加わって、和やかでかつ有意義な時間となった。
花みずき会クリスマスイベント
宝塚市内、近郊に在住する外国人グループ「花みずき会」のクリスマスイベントが12月8日(土)宝塚市立国際・文化センターで開催されました。
英国、中国、キリギス、メキシコ、モンゴル、タイ、マレーシア、アメリカの8ケ国の人々
が集まりました。花みずき会メンバーによる司会進行で始まり、自己紹介ゲーム、スーパーマンゲームやモンゴルのゲーム等花みずき会メンバーによるゲームで大いに盛り上がりました。初めての参加者は最初緊張気味でしたが、会が進む内すっかり打ち解けリラックスした様子が印象的でした。後半、各国のクリスマスや新年の祝い方の話では慣れない日本語で一生懸命話されました。その後、ビンゴゲームやクリスマスソングを楽しみ、閉会となりました。初めて参加された方々、久しぶりに会われた方々がそれぞれ自国の言葉でコミュニケーションし、親交を深め、「花みずき会」の存在を改めて再認識する楽しいイベントになりました。
留学っておもしろい!
松本・土井アイリン海外留学修了者報告会と交流会
2002年の基金創設から今年で198人が上記海外留学助成金基金を受けて留学し、寄付者の遺志を受け継ぐ国際性豊かな未来を担う青少年が育っています。
今年度の報告者は英国、カナダ、ノルウェー、タイに留学した女性3名男性1名 計4人でした。
報告会への参加者は高校生、一般を含む26人あり、留学中の貴重な体験や苦労、そして現地の人々との交流で得られた積極性や価値観など堂々とした報告に耳を傾けました。各報告者への質問も多く、日本の文化が世界の基準ではない事が若者の視点から聴衆に伝わりました。
「地殻変動の世界と日本の進路―1945年以降の世界の歴史を踏まえてー」
今年度2回目の国際理解講演会。豊富な大使経験を持つ講師の田邊隆一氏は、世界と日本の進路シリーズについて3度目のご登場です。
自身の長年の大使体験をもとにして、1945年から現在までの世界の動きを詳しく説明されて、「世界では今どんなことが起きているのか」、「日本はどういう状態なのか」をよく知ったうえで、考えるべきですと強調されました。
世界ではこれまでの流れとは異なり、大きく地殻変動が起きています。今後ますます中国と米国の覇権争いは激化し長期化していきます。日本は民主主義と市場経済のルールを踏まえた各国と協力しあい、世界の安定と平和のための努力を倍加し積極的に貢献するのが、
日本の役割であり使命であると話されました。参加者56名、お断りするほど盛況でありました。
宝塚市異文化相互理解事業「講演会」
12月17日(月)宝塚ソリオホールにおいて“宝塚市異文化相互理解事業「講演会」
( 韓国・朝鮮と日本 未来に向かって:朝鮮近代史・在日朝鮮人史の歩みから考える )”と題して講師、京都大学人文科学研究所名誉教授の水野 直樹 氏をお迎えし、講演会が開催されました。
先生がなぜ朝鮮近代史・在日朝鮮人史を研究するようになった経緯や日本による朝鮮への支配の実態を講演されるとともに、途中から在日朝鮮人の生活を描いた戦前の日本の美術作品を紹介し、それらの作品から同じ生活者として在日朝鮮人を見る視線や今日、同じ日本、東アジアに同時代を生きる者として互いを理解すること、差別するための違いを強調するのではなく、違いを認め合いながらお互いを尊重することが大切であると締めくくられました。
日頃からTIFAをご支援頂いている各種団体、法人の皆様との親睦を深めるため、新春懇話会が1月6日(日)午後2時から宝塚市立国際・文化センターで開催されました。
TIFA加藤理事長、北野市議会議長の挨拶と、出席者全員の紹介あと、TIFAで活躍されている外国人の3名に「TIFAへの思いとこれからのTIFAへの期待」と題して講演をしていただきました。
続いて、スイス人筑前琵琶奏者、シルヴァン・旭西・ギニャールさんによる琵琶の演奏がありました。琵琶との出会い、筑前琵琶をどのように会得されたかなど興味深いお話のあと、「那須与一」を弾き語って下さいました。源平の「八島の合戦」の一場面をまざまざと思い起こさせる心
に響く演奏でした。
引き続き第二部の懇親会は、(公財)兵庫県国際交流協会、多木副理事長の乾杯の音頭で始まり、軽食を取りながらのにぎやかな談笑となりました。
また、恒例となったお楽しみ抽選会ではワインと蜂蜜のセットやホテル若水や宝塚ワシントンホテルの利用券等の賞品が用意され、当選された方には盛大な拍手が送られ、最後まで和気あいあいと盛り上がった新春懇話会となりました。
平成30年度宝塚市異文化相互理解事業 スリランカの家庭料理教室
1月19日(土)スリランカの家庭料理教室をさらら仁川で実施しました。参加申し込みでは、キャンセル待ちが出るほど好評でした。異文化での料理を体験したいと多数の市民が参加されました。講師はスリランカから20数年前に来日され、市内でスリランカ料理店を経営されている、塚町二シャンティさん。流ちょうな日本語で手際よく調理方法を説明いただき、TIFAスタッフも助手として大活躍しました。
メニューは「ターメリックライス」「ポークカレー」「レンズ豆カレー」「じゃがいもカレー」
「小松菜ココナッツ炒め」「ビーツサラダ」「パパダン」「セイロンミルクティ」でした。
キッチン内には、カレー特有のよい香りが漂い、食欲を増しました。講習は順調に進行し、参加者の皆さんは熱心にメモをとり、その後各テーブルで調理し、全員で会食、皿洗いなどをすませて終了。満足げに帰宅されました。
なお、講習の途中に、宝塚FM放送の取材がはいり、異文化相互理解の現場が、生中継で
ラジオを通じて放送されました。
外国人と日本文化を楽しむ会「節分会」
節分の日の2月3日、外国人と日本文化を楽しむ会の一事業として恒例の「節分会」を開催しました。最初に中山寺境内で「星祭節分会」を見学、あいにくの小雨模様となりましたが、宝塚歌劇団生らによる追儺式のパフォーマンスや豆まきを楽しみました。そのあと中山寺山門前の中山寺会館に移動し交流会を行ないました。今回は外国人10か国から20人を含め39人が参加。
交流会では外国人の人たちへ節分と節分にまつわる伝統行事の説明を行なってから用意された巻き寿司をみんなで今年の恵方、東北東の方向を向いてまるかぶり。しばしの沈黙の後は一転にぎやかに。参加者の自己紹介、そして参加者有志に鬼のお面で鬼に扮してもらい、「鬼は外」と豆まき体験。また外国人の方から自国の伝統行事を紹介してもらったり、終始和やかな雰囲気の中で親睦を深めました。
平成30年度宝塚市異文化相互理解事業
第24回宝塚市外国人日本語スピーチ大会
2月16日(土)宝塚市外国人日本語スピーチ大会が行われました。
朗読部門出場者3名、スピーチ部門出場者10名の計13名による発表が行われました。
出場者の国籍(出身国)は中国4名、ベトナム2名、セネガル2名、ネパール、メキシコ、インド、パキスタン、ブラジル、各1名で、性別で見ると男性7名、女性6名でした。
スピーチ大会賞1名、優秀賞3名、特別賞9名と出場者全員に賞が贈られました。
スピーチに続いて在日コリアンの金英淑(キム ヨンスク)さんによる「相手の立場で思考する -優しさと思いやりを忘れずにー」のテーマで提言がありました。画家として幅広い活躍をされている金さんのイタリア留学等を交えながらのお話で、人権の大切さについて提言されました。
また“クープ・ド・クエル”(ピアノ&ヴォーカルとアルトサックス)によるジャスやホップス演奏の音楽会もあり、充実した大会となりました。
異文化相互理解事業 啓発展
2月21日から26日まで、市立国際・文化センターで“「歌劇の街のもうひとつの軌跡」―江戸時代の朝鮮通信使と兵庫県―”と題し、昔も今も多くの外国人が街づくりに関わってきた宝塚の歴史と併せて朝鮮通信使が兵庫県内に残したものをパネルで展示するとともにコリアンの文化を実演で紹介しました。231人の参加がありました。
期間中、韓紙工芸品、ポジャギ、仮面、ハングルの書、外国の絵本の展示と22日(金)には日本の双六に似たユンノリ、韓国の詩を朗読、23日(土)韓紙ワークショップや伽耶琴演奏、また、24日(日)には韓国茶礼の実演、オカリナ演奏と趣向をこらした内容となり、来場者は余り目にすることのない伝統文化や演奏を楽しんでいました。
第23回宝塚NGO活動紹介展が3月2日(土)、3日(日)の両日、宝塚市立国際・文化センターで開催されました。 今年は“羽ばたけ!アジアの子どもたち”をサブテーマに、また、宝塚市国際交流協会創立30周年記念事業として、力を入れて取り組みました。
別室では、大人も子どもも楽しめるアジアの遊び体験を実施し、近隣の小学生が参加して楽しんでいました。 ミニトークの時間には、各参加団体がそれぞれの活動を発表し、来場者に日頃の活動内容を聞いてもらいました。
エスニック喫茶では、アジアの様々な国のコーヒーや紅茶が用意され、様々な香りが漂いました。 今年は初めての企画として来場者を対象に“お楽しみ抽選会”を行い、NGO団体提供の品物が、抽選で当たった人の手にわたり喜んでいただきました。
3月3日(日)、国際協力委員会のNGO紹介展と共同開催されました。
司会者とスタツフの適切な対応で計画通り13時に開始されました。
1番目の社会人落語の「午後の小噺」はプロを思わせる話で会場のムードを明るくしました。
2番目の大阪産業大学教授のリングホーファーさんの話は前半はやや細かなウイーンの話もでしたが、後半は質問も取り入れパワーポイントや写真を使い良い講演と
なりました。
3番目は民族衣装を身に着けて各国の紹介をして頂きました。ロシアのオルガさん親子は歌を主体にロシア紹介を行い、ベトナムは3人の女性が華やかな民族衣装を着て質問形式でベトナムの紹介を面白く演じて頂きました。最後のネパールはPUJA夫妻を中心に衣装の紹介や現地の話がありました。16回目のフェスタ開催に観客から好評を聞けたのが励みになりました。
「21世紀のグローバルな活動と国際貢献」
3月23日、日中経済貿易センター相談役で神戸社会人大学学長の青木俊一郎氏の「21世紀のグローバルな活動と国際貢献」と題する第3回国際理解講演会が開催されました。
前半は、アメリカCIAが発行する【The World Factbook】の、世界主要12か国の人口、国土面積、一人当たりGDP(購買力平価)、労働人口、失業率、合計特殊出生率、インフレ率(消費者物価指数)、経常収支、輸出、輸入などの社会・経済指標一覧表を基に解説されました。これらのデーターは戦争を始めるときの資料になるそうです。
後半は、1963年に松下電器に入社後、台湾、インドネシアを経て中国へ進出し、主要ポストを歴任して、中国の党要人との親交も厚く、日本の経済を牽引したご経験からのお話でした。今までの海外戦略を総括して、海外6原則を制定しています。①その国に歓迎される企業になること。②その国の法律法規を遵守すること。不合理と判断される場合は正々堂々と申し出ること。③国際競争力のある商品をつくること。⓸技術移転は積極的におこなうこと。⑤自主責任経営を行い、事業拡大に必要な資金は自ら調達すること。⑥現地人の人材育成に努め、適切な登用を行うことです。中国が及ぼす世界経済への影響を肌で感じる良い国際理解講演でした。松下幸之助さんの偉大さも身近におられた青木氏ならではのお話でした。
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