第四回 サマー・コンサート
2013年8月5(月) 交流委員会
去る8月5日(月)夜宝塚ベガ・ホールで「サマー・コンサート」が創立25周年記念行事として開催された。2009年に呱呱の声を上げたこのコンサートは今回で第4回を数える。当初は6人だった出演者が回を逐うごとに増えて今回はついに8ヶ国14人に膨れ上がり、会場も国文センターのギャラリーからスタートして西公民館・ソリオホールを経てベガ・ホールと段々広く大きくなった。
演奏会はモーツァルトのディヴェルティメントの軽快なメロディーで始まり、これから聴衆を幽玄の音の世界に導く道程を早くも予感させるのに十分であった。前半の第一部は同じモーツァルトの管楽器ばかりのディヴェルティメントで、軽やかな中にも持ち重りのする演奏スタイルで締めくくられた。
休憩後第二部の冒頭で14人全員が舞台に勢ぞろいして日本語で自己紹介をした。日本語チューターの日頃の指導よろしきを得たものか、みなそれぞれユニークな表現で自己PRを行い聴衆の拍手や爆笑を買っていた。これもこのコンサートの大きな目玉であり良い伝統である。
第二部で特筆すべきは今回初見参のビードリツキーの打楽器ソロで、その卓越した撥さばき、消え入らんばかりのピアニッシモには誰しも息を呑んだに違いない。蓋しオーケストラの打楽器奏者が舞台上で一人でその腕前を披露することはまずなかろうから珍しい体験をしたものである。
コンサートの掉尾を飾ったのはやはりモーツァルトのクラリネット五重奏曲だった。この曲は去年のサマーコンサートで第一、第二楽章が演奏され極めて好評であったが、今年はその第三、第四楽章が演奏された。一年がかりで一曲を完結させるとはマイケル・バイアリー(クラリネット奏者でコンサートの編曲・企画の総責任者)の何と心憎い演出だろうか。去年と同じメンバーで息の合った仲間の演奏だけに、研ぎ澄まされた感性と絶妙なアンサンブルは満堂の聴衆の心を掴み、時よ止まれと叫びたくさせる至福のひとときをもたらした。
万雷の拍手に応えてのアンコールには、時宜を得た日本の名曲「夏の想い出」とシュトラウスの「ラデツキー行進曲」の異色の組み合わせを14人全員の大合奏で演じ、カーテンコールはいつまでも鳴り止むことがなかった。
ほぼ予定通り8時半にすべて終了した後、地下の会議室で出演者との交流の茶話会を催した。会はこのコンサートの生みの親であり今回も遥々ハンブルグから馳せ参じてくれたクリストファー・ブロスの流暢な日本語の謝辞で始まった。チューターの方々を始め市民有志も加わって和やかな集いとなり、出演者の中には楽団の任期が到来してまもなく日本を去る人も多く、3年間の楽しかった想い出をこもごも口にしていた。
伊藤 通
英語講演会
交流委員会(2013年6月8日)
6月8日(土)市立国際・文化センターで大阪市立大学英語講師の英国人、Elizabeth Leighさんを講師に招いて「英国と日本の文化の違いと共通性」と題した、英語講演会が開催されました。
内容は第一部「英国人の家に対する考え方」、第二部は「英語落語」をビデオで紹介。第一部では英国人の社会的地位が4階層に分かれ(Working class-Upper class)、それぞれ住む家が異なることや、英国人の家に対するこだわりなどが、ユーモアを交えた解りやすい英語で紹介されました。
第二部ではビデオによる、”しゃぶしゃぶ弁当”と題した英語落語を披露して頂きました。身振り手振りによる、素晴らしい熱演で、一同爆笑に包まれました。講師のLizさんの解りやすい英語と親しみやすい人柄で、Q&Aや懇親会も和やかに盛り上がり、最後は英国に関するクイズで締めくくり、最後まで楽しい英語講演会でした。
花みずき会バーベキューパーティー
生活相談委員会(2013年6月13日)
6月13日(木)宝塚市国際交流協会外国人グループ「花みずき会」によるバーベキューパーティーが宝塚市立スポーツセンターのバーベキューコーナーで開催されました。タイ、中国、ブラジル、インドネシア、フィリピン、イギリス、アメリカ、カナダ、フランス、アイルランドなど10の国籍の方々とその家族や友人47名が参加しました。 加藤理事長、吉田慶さんの挨拶があり、4つのBBQセットを全部使い、一斉にお肉やイカや野菜、最後に焼きそばを焼きながら、おしゃべりしながら食べました。新しく「外国人親くらぶ わくわく」のメンバー家族も加わり、お友達をさそってお互いに自己紹介したり、母国語でしゃべったり、自国の言葉を教えあったりと友達の輪が広がりました。
フェスタ・ジュニナ(6月祭り)
宝塚ジョイア(2013年6月29日)
毎週土曜日にくらんど人権文化センターで行っているポルトガル語母語教室「宝塚ジョイア」の活動の一環として、6月29日、フェスタ・ジュニナにちなみ“コーンケーキとポップコーン作り”の調理実習を行いました。 フェスタ・ジュニナは、カトリック教に基づいた祝いの祭りで、コーンの生産国であるブラジルでは、この時期コーン料理が欠かせません。
当日は、児童生徒と指導者等17人が参加し、コーンと他の材料を混ぜ合わせてオーブンで焼く作業を、みんなで協力し合いながら楽しく進めていきました。試食タイムにはカントリーミュージックを流し、フェスタ・ジュニナの雰囲気をひととき楽しみました。
多文化共生フェスタ
2013年8月10日(土)
8月10日(土)の「多文化共生フェスタ2013」は、年間行事の中でもお祭り的な要素を込め楽しく華やかな雰囲気を醸し出すイベントとして開催されました。
当協会創立25周年記念事業の一つとして“What’s our Mission?”–「多文化共生の時代に生きる」をテーマに、 各委員会がテーマに沿った行事を独自のアイディアで展示やイベントを国際・文化センター全館を使用して開催しました。
広報委員会は力作̶宝塚国際交流協会の沿革史や委員会活動をパネルや写真で展示、国際協力委員会はNGO団体宝塚ベトナム友好協会と協力してベトナムの児童の絵画や写真などを展示、民族の固有文化を感じさせるものがありました。また会議室2ではエスニック喫茶を開設し、ベトナムコーヒー、スリランカチャイ、中国茶などが提供されました。
日本語学習委員会による「体験日本語レッスン」、事業企画委員会は小ホールを使って子供向けアニメ「白雪姫」を上映しました。
生活相談委員会は韓国の「チマチョゴリ」ベトナムの「アオザイ」ハワイの「ムームー」など多様な衣装をそろえて民族衣装撮影会を開催、子供さんから大人まで多くの参加者がありました。
また「エスニック屋台」と称してアジアの料理を提供しアジアを体感出来るようにしました。ネパールのナンとカレー、サモサ、タイの焼きそば、韓国のチーズチヂミとキンパなど本場の料理人の味を楽しんでもらいました。
デザートとして当協会団体会員キッズの会さんがバナナケーキを、宝塚の有名洋菓子店マリーアンジュさんのアイスクリームなどを販売、食材はほぼ完売となりました。
このほか、団体会員の宝塚茶道同好会さんによる日本の本格的な茶席の設営によるお茶会も開催されました。夏らしくヴェネチアンガラスの器で出されたお薄は、日本文化とイタリアの伝統が一つになったまさに国際的なものでした。
講演会はブラジル出身の野中モニカさんを講師に迎え「身近な多文化共生を考える ‒ お隣さんがブラジル人だったら」と題し、日本で暮らす外国人の気持ちを解りやすく身近な具体例を交えて話されました。共生について普段気付かずにいる事柄について考える機会が与えられたと思われました。
アップルクロス校生徒対象料理教室
生活相談委員会
9月30日(月)
宝塚市が実施している中学生国際交流推進事業で西オーストラリア、メルビル市「アップルクロス校」の15名が9月下旬から約2週間宝塚市に滞在し、市内の中学生たちと交流を深めました。
宝塚市国際交流協会は教育委員会より依頼を受けて、9月30日(月)、ピピアめふ食工房でアップルクロス校の生徒たちに日本料理を教えました。メニューは、「巻き寿司、いなり寿司、かき玉汁、デザート」で、生徒たちは、慣れない手つきで巻き簾を使って巻き寿司に悪戦苦闘しながらも、わいわいがやがや楽しく料理を完成しました。
日本料理教室は今年度で6回目の実施ですが、「お寿司」はいつも好評で、講師を努めた生活相談委員会委員との交流を図ることができました。
IUSS
国際理解教育支援活動
国際委協力委員会の事業の一つである国際理解教育支援活動は、近隣に住む在住外国人に「民間大使」として、地域の学校等に出向いて自国の紹介をしてもらう事業です。今年度のこれまでの活動状況を報告します。
長尾すぎの子クラブ(学童保育のNPO 法人)
4月 6日(土) 韓国出身の金采映さんが、韓国の言葉、遊び、等を紹介し、実際に民族衣装を着用する経験をしました。
5月18日(土) 中国出身の陳海霞さんが、中国の地形、人口、学校、言葉、子どもの遊び、衣装等、広範囲に紹介しました。
6月 1日(土) ブラジル出身の谷合マルリさんがブラジルの位置、簡単な挨拶と子どもたちの日常の遊びを紹介し、 実際に遊びの体験もしました。
7月 6日(土) タイ出身の高山ワンヤダーさんが、タイの位置、旗、挨拶、子どもの日常の遊び等を紹介し、 2種類の遊びを一緒に楽しみました。
8月 3日(土) 新疆ウィグル自治区出身のノガラさんが、出身地新疆ウィグル自治区の歴史、文化、生活習慣、風習などについて語りました。
9月 7日(土) フィリピン出身の中井アントニエタさんが、フィリピンの子ども達の学校の様子について話しました。
阪神シニアカレッジ「外国を知る会」
7月 8日(月) パキスタン出身(カナダ国籍)のフセイニ・ジャファーさんが、自分史や生まれ、育ち、生活した国の文化、生活の違い等について話しました。
光ガ丘老人クラブ
7月30日(火)31日(水) 毎年恒例の3世代参加英会話教室が行われ、イギリス出身のキャビン・クレメントさんが自国の紹介や遊びを通した英会話の学習をしました。
宝塚市国際交流協会
創立25周年記念式典
10月5日(土)市立国際・文化センターで宝塚市国際交流協会創立25周年記念式典を執り行いました。県国際交流協会専務理事、宝塚市副市長、市議会議長、国際交流推進議員連盟代表の皆様から心温まるご祝辞、応援メッセーをいただき、改めて当協会の責任と市民の皆様の期待の大きさを感じました。また来賓として近隣国際交流協会、当協会法人、団体会員多数のご出席をいただきました。
記念講演として当協会会員、徳田潤氏が「私の国際交流今昔~これまでの25年、これからの25年~」と題してこれまでの海外企業での仕事で経験した国際交流などについて講演しました。その 後の交 流会では芦屋市国際交流協会副会長坂 下様のご発声によりワインで乾杯。軽食をつまみながら歓談しました。
宝塚市国際交流協会創立25周年記念事業
世界各国の文化と歌の交流会
(第11回宝塚国際交流フェスタ)
10月6日(日) 交流委員会
10月6日(日)宝塚市立国際文化センターで第11回宝塚国際交流フェスタが行われました。今年はTIFA創立25周年記念事業として「世界各国の文化と歌の交流会」がテーマでした。
日本を含む10カ国(ネパール、韓国、アメリカ、日本、ロシア、のプレゼンテーターが自国の歌や踊りを披露したり、文化の紹介や国の概要を説明したりしました。珍しい楽器の演奏を披露された出演者もあり、参加者の皆さんも大いに楽しまれた様子でした。
発表終了後に行われた交流会では、プレゼンテーターを囲んで参加者のみなさんがお茶をのみながら質問をするなど終始和やかな雰囲気でした。
ア ジ ア 各 国 め ぐ り
エスニック・コレクション
国際協力委員会
10月12日(土)
10月12日(土)、宝塚ソリオGFメインプラザにおいて、アジアの国を支援するNGO9グループ(内2グループは特別参加)による販売催事が行われました。今年は「お買い物を通じて国際支援に協力を」をテーマに開催しました。
今年は初めて学生の国際協力団体も参加し、若々しくアクティブに会場を盛り上げてくれました。珍しい商品の提供やイベントの実施により多数の来場者があり、非日常を楽しんで頂けました。 特設ステージでは、エスニック民謡や宝塚の歌の披露、南インド古典舞踊の披露があり、来場者は足を止めて見入っていました。
尚、販売による収益金はNGOの支援活動に役立たせて頂きます。
身近な異国の街歩き…
生野コリアタウン
事業企画委員会
10月27日(日)
台風一過、秋晴れの下10月27日(日)、25名の参加者による楽しい「身近な異国」の街歩きが行われました。3つのグループに分かれて生野区の「コリアンボランティア協会」3人のガイドによる案内で特に歴史的な史跡や在日韓国・朝鮮人の生野区での生活や環境を理解するためにさまざまなスポットを見て回りました。
2時間足らずの街歩きの後韓国料理の「班家食工房」にて韓国のすき焼きとも言えるプルコギ鍋料理を堪能しました。その後御幸通りでのショッピングを皆さんそれぞれに楽しまれました。ガイドさんから「キムチは店ごとに味が違うので試食をさせてくれるから自分で味見をして好きなものを買うのがベストです」とアドバイスを受けました。限られた時間内に生野コリアタウンを学び御幸通りや鶴橋本通りでのショッピングを楽しむという有意義な街歩きでした。
「TIFA創立25周年記念助成金」
交付決定のお知らせ
TIFA創立25周年を記念して設けた本年度限りの助成金は、宝塚・アフガニスタン友好協会に決定しました。この助成金の財源は、10月18日に行われた「TIFA創立25周年記念事業 梯剛之チャリティピアノリサイタル」の演奏終了後に演奏者の梯剛之氏より贈呈され、世界各地で起こっている戦争や紛争のために犠牲になっている女性や子どもたちの為に役立てて欲しいとの願いが込められています。
宝塚・アフガニスタン友好協会は、20年にわたりアフガニスタンにおける女性と子どもへの教育支援を中心に活動をしています。この助成金は、アフガニスタンの女性の社会的地位の向上と識字率を高め、教育環境を整えるために使われます。
転入外国人対象オリエンテーション
11月7日 生活相談委員会
「転入外国人対象オリエンテーション」が11月7日(木)宝塚市国際・文化センターで市役所の防犯交通安全課の酒井氏、中村氏と宝塚警察署交通課の山口氏、宝塚交通安全協会の大城氏による自転車運転講習会が開催されました。イタリア、中国の外国人を含む11名が参加しました。
今回は主に自転車の交通ルールを学びました。最初にパネルによるわかりやすい基本的な交通ルールの説明を受け、その後自転車シュミレーターを使い数名の方に体験学習がありました。自国と日本のルールの違いを確認できたようです。最後に沢山の方から質問が出てよく知らなかった自転車ルールをしっかり学ぶことができました。
岸和田市国際親善協会来宝
11月14日(木)岸和田市国際親善協会の一行12名が当協会を見学に訪れました。
国際・文化センターの施設案内のあと、TIFAの理事9名と意見交換会を行いました。TIFAの活動内容や現状について委員会ごとに説明を受けた一行からは日本語教室の運営方法や外国人生活相談についてなど、また、オリジナルグッズ販売などTIFAの事業に対する質問が多数でました。また、TIFAの指定管理業務にも関心が寄せられ予定時間を超える意見交換会になりました。その後場所を変えランチをしながら交流を深めました。
別れる際には、「今日は、大変勉強になりました。次はぜひ岸和田のだんじりをみなさんで見に来てください。」とお誘いの言葉をいただきました。今後、両協会の交流をさらに深めていければと思います。
松本・土井アイリン海外留学修了者報告会
11月24日 生活相談委員会
宝塚市が行っている「松本・土井アイリン海外留学助成金制度」を受け、留学を修了した方々の報告会が11月24日、国際・文化センターで開催され、これから留学を考えている小学生、中学生、高校生、大学生や一般市民41名が参加しました。
平成24年度から25年度に留学をした5名が、それぞれの大学で専攻した分野や海外での生活について、プロジェクターを使い写真を交えながら発表しました。
また助成金制度の説明や終了留学者の年齢、留学先、留学年数など過去12年間のデータの説明もあり、聞きにきた高校生は「留学についてとても身近に感じられました。ぜひ自分も考えてみたい」と話していました。
異文化理解事業「ネパール料理講習会」
2月10日(月)シタウラ・プンニャ・プラサド氏とビシェヌ氏を講師に迎え、異文化理解事業「ネパール料理講習会」が開催されました。
メニューは「チキンカレー」「ダルスープ(豆スープ)」「タルカレー(野菜いため)」「アチャール(ネパール風あえもの)」「ロッティー&ごはん」「フルーツライタ(デザート)」。講師が14種類のスパイスを持参、説明しながら各料理を指導。たちまち室内はネパールの香りに包まれました。メニューの種類も多く、参加者は忙しい中楽しく話をしながら料理を作りました。試食タイムには講師が持って来た土釜で3種類の「ナン」を焼き、ビッグプレゼントに参加者の皆様は大満足の講習会となりました。
第19回宝塚市外国人日本語スピーチ大会
第19回宝塚市外国人日本語スピーチ大会が2月15日(土)市立国際・文化センターで開催されました。
今年から朗読部門とスピーチ部門の2部門になり14人が出場しました。 朗読部門の出場者4人(中国1人、ブラジル1人、アメリカ2人)は全員、当協会の日本語教室の学習者です。日本の童話や歌詞など、与えられた課題を一生懸命朗読しました。
スピーチ部門の出場者は10人。(イタリア1人、インド1人、オーストラリア1人、ペルー1人、韓国2人、中国2人、フランス1人、ネパール1人)日本が好きな理由、日本に来て驚いたこと、母国の音楽の紹介、母国と日本のつながりなど様々なテーマでの話を聞くことができました。スピーチ部門終了後、宝塚市在住の高山ワンヤダーさん(タイ)が「インターナショナルとしての宝塚」と題して、宝塚をもっと海外に知ってもらうためにどんなことをしたら良いかや、外国人にとってもっと住みやすい街になるためにどんなことをしてほしいかなど具体的な例を挙げながら提言をおこないました。
NGO活動紹介写真展
アフガニスタン写真展
~ 古都ヘラートの「唐草模様-アラベスク」の数々 ~
国際協力委員会
1月31日(金)、2月1日(土)、2日(日)の3日間、宝塚で活動している国際NGO団体の活動を紹介するための事業として、宝塚・アフガニスタン友好協会の写真展を開催しました。
アフガニスタン友好協会代表の西垣さんは、「紛争という印象の強いアフガニスタンでの支援活動をする内、厳しい現状の中でも細密画という素晴らしい伝統文化が存在し、その文化を学び伝える若い芸術家達がいる事を知り魅了された」と言います。撮影した細密画の展示の他、古都ヘラートの状況や細密画との出会いについてのミ
ニトークの時間を設け、会場には在日アフガニスタンの方々を含む多くの人が鑑賞に訪れました。
伝統文化紹介 節分会
交流委員会
2月3日節分の日に「伝統文化紹介 節分会」が行われ外国人15人を含む40人が参加しました。例年中山寺の節分会は多くの人で込み合いますが誘導も順調で集合場所の中山観音駅から中山寺境内まで誰もはぐれることなく到着できました。
中山寺で行われた追儀式(鬼追い、防災招福の豆まき式)を見学したあと、中筋自治会館で恵方に向かいみんなで巻き寿司を食べました。節分の日の由来や習慣の説明を聞いた参加者は巻き寿司を食べる時にはしゃべらないよう気をつけて食べました。
また、希望者が鬼の面をかぶって豆をまき大いに盛り上がりました。 外国人の参加者にこのような行事が自国でもあるかなどの質問も出て楽しく交流を深めました。
五百旗頭真氏講演会
グローバル化に向きあう日本のありかた
広報委員会
3月1日(土)宝塚ホテルで「TIFA創立25周年記念 国際理解講演会が開催されました。
講師は(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長、政治外交史家・五百旗頭真(いおきべまこと)氏で「グローバル化に向きあう日本のありかた」について講演をしました。
1990年以降、国際化、グローバル化がどのように進んでいったか、第1次、第2次、2つの世界大戦がもたらした地球的影響、社会変化などを歴史的に解説されました。東アジアにおける外交問題についても謝罪と主張をしっかりと区別し話し合いを続けることが大切であると話されました。
また、阪神淡路、東日本両大震災における日本政府の対応について、その経験を近い将来起こりうる可能性の高い災害に対し如何に準備をし、対策を取っていくか、被災地支援についてのあり方などについて話されました。
講演会場には当協会が応援を続けている、名取市国際交流協会「ともだち in 名取」への募金箱を設置し、参加者から計21,500円の募金がありました。
団体会員懇話会
2014年3月6日(木)交流委員会
3月6日(木)宝塚市立国際・文化センターで「団体会員懇話会」が開かれました。
当協会の活動を理解し支援して頂いている団体会員の代表者に参加して頂き、各団体との意見交流を行うことを目的に毎年開催しています。今年は「団体会員とTIFAとのコラボレーションができることは何か」「姉妹都市交流で出来ることは何か」の二つのテーマを3つのグループに分かれて話合いました。また、当協会に対する意見なども聞かせて頂きました。それらの意見は今後の当協会の活動の参考とさせていただきます。
当協会に加入して頂いている団体は下記の通りです。(順不同)
Kidsの会
宝塚文化財ガイドソサエティ
在日本大韓民国民団兵庫県宝塚支部
宝塚ロータリークラブ
宝塚市花き園芸協会
(特)いきいきシニアゼミナール
宝塚商工会議所
NPO法人 国際交流団体未来
景風会
宝塚中ロータリークラブ
宝塚・アフガニスタン友好協会
宝塚ワイズメンズクラブ
宝塚市国際観光協会
日本スリランカ友の会 関西支部
一般社団法人 宝塚青年会議所
宝塚トーストマスターズクラブ
国際ソロプチミスト宝塚
宝塚ベトナム友好協会
宝塚市外国人市民文化交流協会
ネグロス教育里親運動・宝塚会
宝塚市自治会連合会
伝統芸能に親しむ友の会
宝塚茶道同好会
宝塚NGO 活動紹介展
2014年3月8日(土)、9日(日) 国際協力委員会
宝塚NGO活動紹介展が3月8日(土)、9日(日)の両日、宝塚市立国際・文化センターで開催されました。宝塚で活動をしているNGO団体の日頃の支援内容、活動内容を知ってもらい、市民に理解と協力を呼びかけるため行っているもので、各NGOの活動紹介パネルの展示やアジア各国の民芸品の販売が行われました。今年は学生の海外ボランティア3団体も新たに参加して、新鮮な雰囲気を添えてくれました。
又恒例のエスニック喫茶では、日本スリランカ友の会による紅茶に関するレクチャーが行われました。併設イベントでは、9日(日)に小夜姫による軽妙な英語落語が演じられ観客の爆笑を誘っていました。又、会場ではアジア(スリランカ、タイ、ベトナム)の子ども達の絵画が40枚展示され、多くの人に鑑賞してもらいました。
韓国茶道
2014年3月18日(火)事業企画委員会
3月18日、当協会主催の外国語コミュニケーション講座受講生を対象にした課外講座として「韓国茶道会」が国際・文化センターで開催されました。韓国語講座生を中心に46人が3回に分かれて韓国茶道を体験しました。
4メートルを超える韓国の屏風や、書画、薄緑色の敷物でしつらえた会場に、色鮮やかなチマチョゴリを着た師範一級の趙和美さんほか4名の講師が韓国作法にのっとり優雅なお点前を披露。参加者は韓国茶道の歴史や、日本とは違う道具やお菓子の説明を受けました。
参加者からは「韓国茶道についてなにも知らなかったのでとても興味深く楽しかった。異文化の吸収になりました」との声が聞かれました。
IUSS (International Understanding Study Support System)
国際理解教育支援活動
国際協力委員会
活動報告
国際協力委員会の事業の一つである国際理解教育支援活動は、近隣に住む在住外国人に「民間大使」として、地域の学校等に出向いて自国の紹介をしてもらう事業です。25年度1月以降のこれまでの活動状況を報告します。
● 長尾すぎの子クラブ(学童保育のNPO 法人)
1月18日(土) 中国出身の徐秋会さんが、中国の簡単な挨拶、子どもの遊び、学校の生活などについて話 しました。
2月 1日(土) パキスタン出身のアンワール・イクバルさんが、「パキスタンを知ろう」と題して、パキスタン の子ども達の日常生活、学校生活について話しました。 3月 1日(土) スリランカ出身の池本ニルミニさんが、 スリランカの子ども達の日常生活について紹介しました。写真・衣装・ゲーム道具等を使った楽しい授業を体験しました。
● 阪神シニアカレッジ「外国を知る会」
2月10日(月) 韓国出身の金采映さんが、「お墓、あなたは無言の師匠」と題する講演会をしました。生と死に対する日本と韓国の考え方の比較など宗教的、倫理的、哲学的な話の内容でしたが、皆興味を持って聞いていました。
● 宝塚市立長尾南小学校
2月 7日(火) ロシア出身のオルガクラシナさんがご自身の出身地モスクワの風景や自然、ロシアの小学 生の入学から学校での生活、子供たちの遊び、食べ物、お祭りなどを写真等で紹介しました。
● 宝塚市立長尾南小学校
3月12日(水) 韓国出身の金采映さんが、「お隣の国 韓国の衣食、言葉、子どもの遊びなど」と題して韓 国の紹介をしました。
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